代々木のカジュアルなイタリアン、「ラ ブォナ ヴィータ」さんへ行ってきました。テレビでお馴染みのラベットラ・オチアイ 出身のシェフが独立されたお店だそうです。

良い意味でキャッチーでテレビ的とでも申しましょうか、派手!大盛り!なお皿には圧倒されます。
冒頭の写真は、シェフのスペシャリテ『うにとずわい蟹・いかすみを練り込んだタリオリーニ』。

イカスミを練り込んだ真っ黒な細めのタリオリーニに、うにとズワイガニの濃厚なソースを絡ませて、その上にいくらがこれでもかと盛ってあります。
このビジュアル、なんじゃこりゃー!?ですよね。
一口食べるとウニとカニみその風味がぶわっと口いっぱいに広がります。そしてイクラがはじけ、さらに追い打ちをかけてイカスミの風味がやってきて口の中に大津波が押し寄せます。ウニ、カニ、イクラ、イカスミの波状攻撃に危く溺れかけ気が遠くなりますが、アクセントとしてあえてある長ネギがピシっと全体の味を引き締めて正気に戻してくれます。
なんという豪快な海の味。それは、氷川つよしが出てきて、「まぁーるぅー!」とやってほしいくらいの海の味です。

それにしてもです。東京で一番プリン体濃度が高いのはこのエリアでなかろうか?という一抹の不安。
痛風になってしまったら二度と食べることのない味なのかと思うとこの味が一層切なくなります。そんな一期一会の一皿をしっかりと噛みしめ脳裏に焼き付ける夜なのでありました。