リオオリンピック、連日のメダルラッシュで日本中が沸いていますね。様々な競技で手に汗握る熱戦が繰り広げられています。体操の内村の鉄棒の着地なんて鳥肌ぞわぞわの大興奮でした。

でも、ふと冷静になると、なんでこんなに沸いたり、汗かいたり、興奮してるんですかね?どうしてサッカーファンのぼくが、年に一度見るか見ないか、下手したら4年に一度しか見ないスポーツにこれほどまでに肩入れすることになるでしょうか?どうしてぼくらは、赤の他人をこんなにも我がごとのように応援してるのでしょうか?どういう心理が働いて、こんなにも必死に応援してしまうのか、不思議で不思議で仕方なくなって教えて偉い人!ということでググってみました。

――どうして、人はスポーツ選手を応援するのか?

すぐに答えに行きつくかなぁと思ったのですが、意外とそれらしい回答が見つかりません。そんな中で一番説得力があった答えが、表題になっている「上原すごい→俺すごい」理論です。2013年に上原の大活躍もあってレッドソックスがワールドシリーズを制した際に2chではやったコピペらしいのですが、こんなロジックです。

上原→すごい
上原→日本人
日本人→すごい
俺→日本人
俺→すごい ←この思考が気持ち悪い

気持ち悪いっていうところも含めてこれは真理な気がしますね。グサっときました。
愛国心とか郷土愛とか同胞愛とかいろいろ言い方はあると思うのですが、結局は「自分」が「誇らしい」ということなのです。
あくまでも自分本位。すごい人を応援したいのでなく応援する自分がすごいのです。そんなぼくは気持ち悪いと言われても仕方がありません。

ここで、もうひとつの疑問が沸き起こります。

――そういえば、猫ひろし。

カンボジア国籍を取得した彼を、ぼくら日本人は応援することができるのでしょうか?
その答えは、マラソンの日まで持越しです。