はじめてのマイ赤楽茶碗が焼きあがりました。

先日のレポートしました削りの段階でも、うん?なんか違うぞ?とは感じていたものの、焼きあがってもやっぱりイマイチな出来でした。ただ自作の茶碗は、たとえ出来そこないであっても我が子のように愛おしいものです。大事にしようと思います。

それにしても自分でつくると本物の凄みがわかりますね。本物と言っても、美術館にあるような楽家の本家本物ではないですよ。2万円くらいの写しの茶碗であっても手に取ってみるとプロの技って凄い!と唸らずにはいられません。

実はこれが一番の収穫です。今まで見ていた茶碗が、まったく別物に見えてきます。今まで見えていなかった色んなことが見えてきます。
口縁ってこんなふうに反ってるんだとか、腰の高さってこんなに低いんだとか、見込みの深さとか、茶だまりってこういうふうに削ってるんだとか、高台の脇や中の削り方とかもまったく別物に見えてきます。

本で読んだり、たくさんの茶碗を見るよりも、実際に作ってみる方がよっぽど勉強になります。

これは茶碗づくりに限らずなんですよね。ビジネスにしても何にしても、ひとまずやってみなはれの精神って超重要なんだなぁと改めて思うのでありました。