アルモニア閉店以降、初台のランチ難民たちの救世主となるお店ができました。
その名は「和魂印才たんどーる」 。

聞けば沼袋に伝説のカレー屋「たんどーる」というお店があり、大将の体調不良により惜しまれながら一度店を閉めたものの、2年の歳月を経てここ初台で復活したそうです。

で、で、伝説のカレーだと?
いったいどんなカレーを食べさせてくれるんだよ?……ゴクリ。

ということで早速行ってまいりました。

今日はたまたま空いてましたが、水・木・金のランチと金の夜のみの営業とのこと。営業時間まで希少じゃないですか?期待で胸とお腹が高鳴ります。

今日のカレーは、「とりひき肉とナンコツのキーマカレー」「ラムと新ごぼうの黒ゴマココナッツカレー」「夏野菜のトマトカレー」の3種。この3種盛りと「チキンピクルス&海苔ピクルス」を追加注文。

・「とりひき肉とナンコツのキーマカレー」
マイルドなココナッツとナンコツの食感が特徴的なキーマカレー。味、香り、食感がとても立体的に感じられる逸品です。

・「ラムと新ごぼうの黒ゴマココナッツカレー」
ラム料理というと、クセを感じさせない方向にいく方法論もありますが、こちらは思いっきりラム感を主張させるタイプ。好きな人にはたまらないが、苦手な人はひくかもってくらいに強烈にラム!

・「夏野菜のトマトカレー」
爽やかな酸味がくせになる。キーマやラムのコクをさっと中和します。このセットに必要不可欠と思わせる影の立役者的存在。

そして、なんと言っても出色だったのが、冒頭の写真の
・「チキンピクルス&海苔ピクルス」
チキンピクルスの方はというと、タンドリーチキンの新基軸。酸味が後を引きます。これはいくらでもいけちゃいます。
海苔ピクルスの方も未体験ゾーンの味わい。インド版もずく酢って感じでしょうか。いわゆるあの岩海苔がスパイスと酸味で一層豊かな海の味わいに。インド洋の風が吹いてます。
こりゃどちらもビールでやったら最高だろうな。でも平日の昼なのでぐっとがまん。

「和魂印才たんどーる」という店名の通り、純インド料理というわけではなくて、日本の魂がこちらの料理には宿っています。日本人のぼくらの琴線にふれる何かがあるんですよね。泣ける味とでもいいましょうか。
こういう感動をさせてくれるお店が近所にできて本当にうれしいです。

ということで、お昼の楽しみとなるお店が新たにひとつできました。
メニューもちょこちょこ変わっていくようです。
次は、どんなカレーが飛び出すんでしょう?期待せずにはいられません!

たんどーる三種盛り

カレー三種盛りセット