代々木上原のイルプレージョでランチです。
鮪のジャーキー的なものとメロン。
鯵のカルパッチョとオレンジ。
シカ肉のグリルとザクロ。
といったフルーツ系のコンビネーションが随所に光ります。
目からウロコな味の組み建てに感心します。
ところで普通の料理とフルーツの取り合わせにそんなに抵抗感がなくなったのっていつごろからでしょう?
それこそ一昔前までは、ドライカレーに干しブドウとか、酢豚にパイナップルとか、絶対ないわ~と言ってた自分がいます。では、どうして昔はだめだったものが今はOKになったのでしょうか?
味覚が発達して、既成概念にとらわれない味の判断ができるようになったから?
ぼくはむしろ逆のような気がしています。
物事を知って、逆に既成概念にとらわれてしまっているような気がするのです。
今日のぼくはというと・・・
鮪ジャーキーにメロンとは、生ハムメロンの一歩先を行っててカッコいい。
カルパッチョにはレモンじゃなくて、あえてオレンジをあわせるのがカッコいい。
ステーキにフルーツのソース、しかもザクロってところがシブくてカッコいい。
知識が増えたが故に、情報だけでその料理を判断してしまい、あろうことか料理の良し悪しの尺度を「カッコいい」という言葉で語ってしまっているのです。
知識が増えることで、本質が見えづらくなる。
大人になるってつまりそういうことかもと思ったりもします。