曲げわっぱの弁当箱です。外身は白木、内側に朱色の漆仕事が施されています。フタの内側も朱色です。実に丁寧な職人の手仕事がうかがい知れます。

外から見ると白木の実にシンプルな佇まいです。お弁当何かな~と蓋を開けると燃えるように鮮やかな朱色の蓋にはっとします。お弁当の中身とともに、このちょっとしたサプライズが実に華やいだ気分にしてくれます。
聞けば、漆というのは抗菌作用があるので、とても理にかなっています。
情緒的にも、機能的にも申し分ない価値を発揮しているすごいやつです。

一見、おとなしそうに見えて、実は持ってます的な。一見、とても謙虚な人当りなんだけど、実は持ってます的な。一見、市井の小市民となんだけど、実は持ってます的な。

そんなこのお弁当箱みたいな人ってかっこいいよなぁ、そんなこの弁当箱みたいな仕事ってかっこいいよなぁ、と思う今日この頃です。