三重県は伊賀、老舗和菓子店「桔梗屋織居」の「城の石積み」というお菓子です。

名前と見た目の通り石垣のようなお菓子です。その石垣は、築城の名手、藤堂高虎が造ったとされる伊賀上野白鳳城をモチーフにしています。なんでもこの石垣は日本一の高さを誇るそうです。

このお菓子も見た目は頑丈そうな石垣そのものです。触った感じや最初の口当たりもそのイメージ通りです。ところが表面のカリカリを噛み破るとねっとりとした寒天に包まれた豆が姿を現します。その豆は甘納豆みたいな食感でとても濃厚な味わいです。茶色い方が小豆で、緑の方がえんどう豆だそうです。どちらの豆も豆本来の味がとても濃く出ていて、寒天や表面の氷砂糖と絡み合って奏でるハーモニーがとても立体的で口の中で美しいお城が築城されるかのような美味しさです。

見た目のサプライズ!か~らの~、食感のサプライズ!か~らの~、味のサプライズ!!
お見事!和菓子の三段跳びであります。

さすがは三重県は伊賀、忍者の里のお菓子。
ニンニン!と、うなる逸品でありました。

こちら新宿の伊勢丹デパートで販売中です。