先日、ハーレーダビッドソンのような新政のニューイヤーボトルをご紹介しましたが、田酒のニューイヤーボトルもなかなかのルックスです。

今年の干支である酉をモチーフにしたグラフィックが、どことなくミル・マスカラスを彷彿とさせます。
ミル・マスカラスはメキシコを代表するルチャリブレの名手。ルチャリブレとはスペイン語でプロレスのことです。そのメキシカンスタイルのプロレスを体現するレスラーといえば我々日本人にとってはミル・マスカラスをおいて他にいないでしょうか。ぼくが小中生の頃(80年代)によく全日本プロレスに参戦していたのを覚えています。
正体不明の覆面レスラーであり、華麗な空中殺法を得意とする唯一無二の存在で日本のプロレスファンを大いに魅了したと思います。

この田酒のニューイヤーラベルがミル・マスカラス的なのは、その個性的なルックスだけではありません。純米吟醸の新酒の生酒という華やかな香りながら、骨太な旨みを感じさせるその味が、まさにミル・マスカラスのファイトスタイルを彷彿させるのです。相手をロープに振って、自分も逆のロープに助走して反動をつけてから、空中に舞いあがったかた思うとクロスチョップの体制で身体ごと相手を爆撃する一撃は、その華麗さとは裏腹にとんでもない破壊力なのです。