Jリーグ セカンドステージ 第3節 VS 柏レイソル @味の素スタジアム

ムリキ、バーンズのツートップになってから出番があまり無かった高橋秀人が待望のスタメン復帰となりました。

そもそも1stステージでも救世主だった高橋秀人。彼が入ることで全体のバランスが整って守備だけでなく、攻撃のダイナミズムが生まれる結果になりました。この采配をした当時の城福監督には拍手喝采をしたものです。(以前の記事にも書きましたが)

ここ数試合の守備のバランスの悪さ、試合終盤でがくんと運動量が落ちるの見るにつけ、なんで秀人使わないのかなぁ?とは思っていました。

ですから、今日のスタメンはキタキタキタキタキターって感じでした。

おまけに東京が誇る期待の星、リオ五輪日本代表の「10番」翔也中島もスタメンに名を連ねました。
そしてベンチにはロンドンの10番の東、北京の10番の梶山と、オリンピック歴代3人の10番を擁するわけですからなんとも豪華なメンバーです。

今日のシステムは、先制されるまでは、なかなか機能していたと思います。
秀人がいると、中盤の守備がかなり安定します。秀人がいるおかげで米本もガンガンいけるようになりますし、サイドに追いこんでからの守備も機能していました。特に室屋&拳人の右サイドの出来は出色でした。名手クリスティアーノを完全に封じていました。

室屋に関しては、もはやお馴染みとなった安西先生の「ぶるっ」がまたでましたよ。ビールこぼしそうになりました。次節以降、リオ出場で彼がいなくなるのは寂しい限りです。

anazai

高橋秀人は守備だけでなく、タイミングを見計らっては前線に顔を出して、攻撃面での存在感も見せましたね。
ほんと今までなんで使わなかったんだよ?という逆襲ばりの大車輪の活躍でした。

それにしても後半途中、翔也を下げての平山投入と行きましたが、逆にバランスが悪くなってしまいましたね。その後も交代を重ねるも勢いを取り戻すことはできませんでした。

結局0-1で敗戦。う~ん、なんということよ。
後半、後半なんですよ。運動量を落ちた選手を交代してから崩れるバランスをどうにかしないといかんのですよ。
ここで問題なのは、交代で崩れるってところなのです。
フレッシュな選手を入れてシステムを活性化させるのが狙いのはずなのに、逆に機能不全に陥ってしまうのです。交代選手は変われど、交代を機にチームとしてのバランスが崩れるという毎回同じみのパターンで苦しんでいるのです。
まるでデジャブのようですよ…… 。

ただし、高橋秀人の逆襲がはじまったのは事実です。今日の試合だって、ここ最近数試合に比べたらチームとしての出来は大分改善されたと思います。
秀人が定着した次節以降の戦いは、また違った結果を見せてくれることを期待したいと思います。