Jリーグ1stステージ第12節ホーム VS サガン鳥栖戦。
今日は、金曜日開催とはいえ、昨年まで東京を率いたマッシモ・フィッカデンティ監督率いる鳥栖との因縁の一戦。駆けつけぬわけにはいきませぬ。
解任されたとはいえ、昨年は終盤まで優勝争いに絡み、東京史上最高の4位でフィニッシュし、堅守東京の礎を築いたのはまぎれもなく彼の功績。

そのマッシモが今度は敵となって立ちはだかる。果たして、城福トーキョーは鳥栖のイタリア製の堅い壁を打ち破れるのか???

という見どころでしたが、結果は打ち破れず!0-0無念のドロー。

ただ試合内容はというと・・・確実に良くなってる!前回から採用した高橋秀人先生をアンカーにした4-3-3。この秀人をアンカーに持ってきた秘策は、城福トーキョーの渾身の一手じゃないでしょうか?

前々節までは、どうも歯車がうまくかみ合っていない状況でした。どこがはっきりと悪いというわけでもなく、ちょっとずつずれててなんとなく全体的にチグハグな守備とチグハグな攻撃をしているなといった印象。個々のプレイヤーのクオリティーは絶対高いはずなのに、なぜか結果がでない。なんとも気持ちの悪い状況が続いていました。

中盤の選手もいろいろ試されました。今日先発の米本、草民、河野の3人の他ですと、梶山、東、ハデソン、橋本、水沼・・・で、ようやく高橋秀人ですよ。よくぞ腐らずきちんと準備しておいてくれましたよ。

秀人という歯車が加わったことで、他の歯車たちとがっちりかみ合って、FC東京にようやくダイナミズムが生まれてきました。

高橋秀人がいるおかげで・・・
森重と丸山とのセンターラインがより鉄壁に。トヨグバにだって何もさせない。
狂犬米本が中盤でガンガンボールを追いまわせる。
奪取したボールが草民にきちんと納まる。
徳永(小川)らSBがオーバーラップできる。
阿部と河本がSBとのコンビで崩せる。
前田へのサイドからの配給でチャンスが増える。

といった具合に、フィールドプレイヤー全員に好影響が及んでいるのです。一人が加わったことで、ここまでチーム全体が劇的に変わるという渾身の一手を城福さんは打ったのです。

これは、次も楽しみですよ!結果だけを見て、下位に取りこぼしたと悲観的になっている輩もいるかもしれませんが、試合内容をしっかり見れば次に期待せずにはいられないでしょう!夢いっぱい胸いっぱいですよ。あきらめずに応援しましょー。

ところで来週の水曜のACLベスト16はどうなるんでしょう?ターンオーバーさせるんですかね?秀人はいじらないで欲しいなぁ・・・と切に思う今日この頃です。