なんというか、パノラマである。
毎度この手の高層ビルからの下界の景色を見るたびに思うことがある。
「民よ・・・
お前らほんとスゲーな。ぜってぇ、かなわねぇよ・・・。」
家一個一個どんだけの数作ってんだよ。マンションどんだけおっ建ててんだよ。道路どんなけ敷いてんだよ。どんだけクリエイティブなんだよ。どんだけ時間かけてんだよ。どんだけやったら気が済むんだよ。と思うわけです。
で、この景色の中に自分の爪痕がまったくないわけですよ。1ミリもないわけですよ。今後もここに自分の生きた印みたいなものが残っていく気がまったくしないのですよ。
なんなんでしょうね。この疎外感。この無常観。