大久保駅のベトナムちゃんです。小学3年生の娘が、泣くほどに連れて行ってくれとわめくほどお気に入りのお店になってしまいました。10月の頭に行って、早くも3回目の訪問です。

改めてなんですが、地味に美味しいなあ。いや、滋味で美味しいなあ。決してパンチがあるわけではないのですが、やさしく包み込んでくれるような美味しさです。

お馴染みのフォーなんかも、元気よくレイザーラモンよろしく「フォーーーーッ!!!!」という感じではなく、目を閉じてうなづきながらため息をつくように「ふぉおうぅ」という感じです。

透き通った鶏出汁のスープの深い味わいと、米麺のつるりとしながらももちっとした食感とが絶妙にマッチします。具としてオンされた鶏肉もしっとりとして美味です。
そんな優しい滋味に包まれながら食べ進め、途中からレモングラスと唐辛子の調味料をインします。これがまた絶妙な塩梅で、深紅の見た目とは裏腹に優しい辛みと爽やかなレモングラスの香りがプラスされ、見事に味変されます。最初から最後まであれよあれよと、あっという間の完食です。

ベトナムには行ったこともありませんし、知り合いのベトナム人もいませんが、これほどまでの食文化を見せつけられると、一目おかざるを得ないですね。

 

ベトナム恐るべしです。