青山一丁目の草月会館で活花の展示をしていましたので、ふらりと見てきました。

先日書いたイサムノグチの石庭に、所狭しと作品が並びます。どれもが個性的で、活花ってなんでもありで自由な ものなんだなぁと関心します。
花や葉だけでなく、和紙とか針金とか発泡スチロールとかまで作品の素材として使っています。

中でも特に鳥肌ものだったのが、冒頭の写真。蓮の花托(かたく=花の着生部分)をアレンジした作品です。
見た瞬間にすごい作品に出合ってしまったと直感しました。

で、すぐに気づきます。あ、これ「蓮コラ」だ。

「蓮コラ」をご存知でしょうか?
ぶつぶつ系のコラ画像の総称のことです。蓮の花托(かたく=花の着生部分)のぶつぶつにちなんでいます。見るとゾワワと酷く気持ち悪い気分になるので、決して検索してはいけないワード(閲覧注意)がこの「蓮コラ」です。

このような穴の開いた画像や何かがギッシリと集まった画像に対して嫌悪感を覚える症状は、「集合体恐怖症」 と呼ばれるそうです。この症状は、有毒な動植物に見られる視覚的特徴に起因しているらしいです。人類に対して身の危険を本能的に察知させるビジュアルということなのですね。

何はともあれ、この作品を見たときの鳥肌ものの感動が、作品の素晴らしさから来たものなのかどうかは、もはやわかりません。

ていうか、作者の方も蓮コラ効果狙ってますよね?