最近、南インドづいています。
神保町の「スパイスボックス」に続き、今日はここ京橋の名店「DHABA INDIA(ダバ・インディア)」さんです。

今日は、4人いるので、ミールスは封印しコースで攻めることにしました。

クレープのようなものにマッシュポテトの入ったマサラドーサ。
ナンのチーズサンドのようなチーズクルチャ。
タンドールチキンとラム肉のムガライカバブ。
ひよこ豆とオニオンのサラダ。
サグパニールカレー。
エビと魚のカレー。
辛いマトンのカレー。

それぞれがそれぞれに本当においしいです。どれが好きかと言われると困ります。料理それぞれにスパイスの効かせ方や味付けが違うので同じカレー料理といっても、千差万別なのです。ただ、ひとつだけこれらのカレーに共通する味があります。

サグパニールのほうれん草は原型のとどめているのですが、ほうれん草本来の風味が強く感じられ「くせ」があります。
えびと魚のカレーは、ココナッツ風味とレモンの爽やかな酸味に「くせ」があります。
辛いマトンのカレー、激烈な辛さの中に玉ねぎとマトンの甘味に「くせ」があります。

「くせ」。それがここダバ・インディアのカレーのおいしさと人気の秘密だと思うのです。

カレーに限らず、ブランドでも人でも、人気ものには「くせ」があるものです。

では、この「くせ」の正体は一体何か?
それがきちんと理解できれば、わたしもあなたも人気者になれるかもしれません。

ただ、それを一言で表現したり、定義するのは、やっぱりむずかしい。
言語で表現しうる限界のその先に、その「くせ」があるのかもしれません。

あえて、言語で表現するならば、

「ダバ・インディアのサグパニールのようなもの」

ダバ・インディアのサグパニールのような人、そんな人にわたしはなりたい。