初台の珈琲ロースター「ホサキン工房」さんです。最近のサードウェーブなノリですと、ちょっとかっこ良すぎてひるんだりする自分もいるのですが、ここのお店はネーミングもそうですが、店長のホサキンさん(?)の雰囲気も含めて肩の力が抜けていていい感じで親しみやすいです。

この商店街にやってきて1年くらいになると思うのですが、人でもお店でも会社でも応援したくなるキャラってやっぱり大切よねと思ったりしちゃうわけです。

さて、今日買ったのは「モカ イルガチャフ」というエチオピアの豆です。これ好きです。ベリーのような香りと酸味が特徴で、まさにベリーナイスです。ヘタな駄洒落はさておき、珈琲豆って果実なんですよっていうのが本当に実感できるそんな豆です。

珈琲の酸味に対してリスペクトするようになったのは最近になってからです。今のぼくときたらすっぱくない珈琲なんて珈琲じゃないと思うくらいすっぱ党です。酸味まじリスペクトっす。昔の自分は珈琲の酸味があまり好きではなかったです。まずい珈琲ばっかり飲んでたから酸味が嫌いになっちゃったのか、自分の好みが最近変わっただけなのか、たぶん両方だと思います。

若い頃には目もくれなかったものが、年を取って急に愛おしくなるものが増えてきました。
世界も変わるし、自分も変わる。確かなものなんて何一つないんだ。
自分の信じるもの、信じたいもの、何一つ本当のことなんてないんだ。
そう考えると、ぼくは泣きたい気持ちになりました。

そんなポエムな感傷に浸りつつも、ふと我に帰ります。
つまりぼくは何が言いたかったかというと、豆の力を存分に引き出すのはロースターさんの職人技あってこそだなぁと。
ホサキン工房さん、いつもおいしい珈琲豆をありがとうございます。