日曜のFC東京の vs 仙台戦をテレビ観戦。前節のポゼッションはするけど、攻撃に怖さがないという反省をいかして、縦に早い攻撃も織り交ぜるという城福監督の修正力を見せてもらえた。ルーキー小川 諒也の左SBもとても良かった。プレキックも蹴れる本格派のレフティーだ。今後にも期待である。そしてなんといってもこの日のヒーローは前田遼一。彼の決勝点により今季リーグ戦初白星をものにした。
前田遼一を観るたびに思うのは、「おぬしサムライよのう」ということ。
では何をもってサムライと思うのか?
サムライのサムライらしさは、かの宮本武蔵の五輪書から抜粋しよう。
- ふだんから本番のように。本番はふだんのように
- 体は忙しく動いても、心まで忙しくならないように
- 他人のマネをしなくてもいいんです。自分に合ったものが、きっとあります
- 人はだれでも、これと決めた自分の道を、磨きぬいていくことが大切なんです
- 力んで道筋に反しないこと。あせらず自然に
- 目に見えるものを凝視してはいけません。本当に見るべきは、相手の心です
- 心は揺らいでいいんです
- とっておきの奥義など無いのです。奥義も基本もすべてつながっています
- はじめの思惑と違ったことになっても、それに固執せず、つぎの可能性を探ればいいんです
- 弱気にならない、調子に乗らない、小手先の計算はしない
- 長い刀でも勝てます。短い刀でも勝てます。どんな条件でも、うまくいく道はきっとあるものです
- 剣術だけをマスターしようとすれば、剣術さえもマスターできません
- 幅広くいろいろな芸に触れよう。さまざまな生き方を知ろう
- うまくいく方法を身に付けた上で、それに固執しない
- ふだん通りが一番です
- 心が体につられないように。体が心につられないように
- 相手の動きを知りながら、相手の動きにとらわれない
- 遠いところを近く見て、近いところを遠く見る
- 構えあって構えなし
- 相手の先手を抑え込もうと待ち構えている時点で、後手に回っているのです
- 心は刀に表れます
- 粘るのは強さです。もつれるのは弱さです
- 無理せずいきましょう
- ぜんぶに力を入れると、うまくいきません
これらはまさに前田遼一が体現しているのでないか?
前田遼一、まさに現代版宮本武蔵である。