秋葉原のとんかつの名店「丸五」。
とんかつはもちろんおいしいのですが、そのホスピタリティが印象的でした。
一、厨房に4人、接客に3人。
一、コートを脱ぐとさっと預かってくれる。もちろん帰るときは着させてくれる。
一、かばんを地べたにおかないように敷台のようなものを貸してくれる。
一、暇そうにポケっと待ってると、スポーツ新聞をわたしてくれる。
一、キャベツに大葉が刻んだのがまざってる。さっぱり。
一、テーブルの塩は岩塩。
一、ソースは、ブレンドしてる
一、オリジナルのドレッシングが一人一本。
一、赤だし。具は小さく、とんかつが主役。
一、着席時の緑茶。食後はジャスミン茶。
一、笑顔
とんかつ一食の間に、いろいろな気配りに気づかされます。
こうしたホスピタリティは、一流の割烹やレストランでは当たり前のことかもしれませんが、街のとんかつ屋さんでやられるととたんに輝きます。
行動経済学でいうところのフレーミング効果というやつです。
料理のセンスはもちろんだと思うのですが、ビジネスのセンスがあるのだと思います。
いやセンスのいい人は、何をやってもセンスがいいといいことなのかもしれません。