茶の湯の世界で、千利休さんが愛用した道具を「利休好み」と言います。 彼の選ぶ道具は、装飾のまったくない真っ黒な茶碗だったり、古ぼけた竹を切っただけの花入れだったりします。 そこには、「価値のないとされたものに価値を見出す」とか「すでに定まったの価値のものにまったく別の価値を見出す」という精神が根底にあるそうです。 崎陽軒の焼売の醤油入れを一輪挿しに。 崎陽軒ファンには同じみのこの所業。利休好みの精神が、今日の日本にもしっかりと根付いていることが見て取れるのです。 共有:クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます) 関連 by nonko