マリメッコ展@Bunkamura ザ・ミュージアム

に行ってきました。

マリメッコと言えば冒頭の写真のけしの花のテキスタイルです。20年くらい前でしょうか、初めてこれを見た時は衝撃でした。

――なんじゃこりゃ~!このド派手なのにオシャレな感じのする模様は!?

後にこれが、マリメッコというフィンランドのブランドであるということを知るわけですが、見たことがなかった斬新なデザイン驚きつつ、一方でどこか懐かしい感じもしていました。

北欧のデザインを特徴をすごく大ざっぱにくくると、大胆でシンプル、クラフトマンシップを感じさせるというところだと思います。
その特徴って日本のデザインにも通じるところがあります。例えば魯山人のドット柄の塗椀とかを、今時のおしゃれな雑貨屋で北欧系の食器と並べてもぜんぜん違和感ないような気もします。

我々日本人の伝統的な美意識と、北欧のモダンデザインと言われる美意識が通じるところがあるということですよね。

ぼくは、日本も北欧も雄大な自然に恵まれた環境であるということがその理由のひとつでないかと思っています。両者ともその美意識の根底には、美しい自然を愛でるという精神性があるのではないか思うのです。

そうした自然観に根差した美意識は、もちろん我々現代人のDNAにも刷り込まれちゃってるわけで、渋谷で開催されている本マリメッコ展も老若男女で大盛況でありました。