居酒屋で、日本酒の冷蔵庫を眺めていると、すわっ!ハーレー!?というルックスの瓶が目に留まり、迷わず注文しました。
「そのハーレーみたいなやつください!」
ジャケ買いならぬジャケ飲みです。
これ「新政」の2017年お正月仕様の生酒だそうです。ザ「新政」的な、フルーティで華やかさと共に、新年を始まりを想起させるフレッシュ感がプラスされた特別仕様です。
奇をてらったようなルックスとは裏腹に、とても美味しい完成度の高いお酒です。
――なぜハーレーダビッドソンか?
ぼくはこう思いました。「新政」が日本酒界のハーレーのようなブランドになりたいという決意なのではないかと?
ハーレーのファンって、とてもコアなファンが多いじゃないですか。ぼくの中でハーレーファンの方々の印象ってヘルズエンジェルスみたいな人たちです。で、こういう方々ってハーレーの刺青を入れてたりするんですよね。ハーレーのロゴがカッコいいっていうのもあると思うのですが、でも冷静に考えると一企業の名前が刺青されるって、どんだけ顧客に愛されてるんだよ?と思わずにいられません。
「刺青を彫ってもらうほどのファンを抱えた日本酒ブランドになりたい。」
そんな熱い想いが込められているような気がして、飲んでるこっちも背筋が伸びる思いがしました。