モステリヤキチキンバーガーの菜摘です。「菜摘」とはバンズの変わりにたっぷりのレタスで具材を包む裏メニューのようなものです。
炭水化物ダイエッターにとってはとても重宝されるメニューです。
この「菜摘」ですが、一見とてもオシャレです。どんくさいパンがないだけで、とても都会的でヘルシーな印象です。
ただし、そんな洗練された印象でいられるのもモスバーガーの紙包みでラッピングされている間だけです。
ラッピングを外して、お皿に盛るとあらどうでしょう?とたんに鳥の照り焼き以外の何物でもありません。母ちゃんがつくった作りおきのお惣菜って感じです。
さっきまであんなに輝いて見えた菜摘の魔法がとけちゃった。
この事象が示唆するところは、ポジショニング。
ハンバーガーというグループにいると、ヘルシーで都会的で洗練されているという立ち位置。
お皿に盛られる料理というグループにいると、なんの変哲もないただのお惣菜という立ち位置。
中身が同じならどこのグループに属するべきか?どこにポジショニングするべきか?
人生でもビジネスでもそんなことばかり考えています。競争戦略っていうやつです。
ただ、あんまりポジショニングばっかり考えてても良くないなとたまに反省するときもあります。
やっぱりどこグループにいても、どこにポジショニングしても通用できるだけの中身を磨けよと。
ほんとはそうありたいんですけどね。