MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事@新国立美術館
に行ってきました。図らずもこの美術館自体が三宅一生の代名詞プリーツですね。
三宅一生の仕事を俯瞰すると、服というものは一枚の布からつくられるということに否応なしに気づかされます。服とは本来、人間の肌を覆うためのものです。大事なものを覆い包む布。中身が大事であればあるほど大事な布で包んであげたい。そんな人間への暖かい眼差しが、三宅一生のクリエーションの原点なのではないでしょうか?
三宅一生の服はとても彫刻的です。単に立体的であるという意味でなく、造形に美しさと意志を宿しているのです。
「われわれは美しい!」
そんな人間賛美のポジティブパワーを圧巻の作品群を通して存分に浴びることができました。
それにしても、来てる人たちのオシャレ偏差値が高すぎて気後れしましたよ。そんな自分の小ささも含めて、自分という存在を愛おしくなるそんな展覧会です。