Jリーグ セカンドステージ 第2節 VS アビスタ福岡 @レベルファイブスタジアム TV観戦です。

1stステージ最下位の福岡相手に、まさかのロスタイム劇的弾で1-2 の大逆転負けを喫しました。先日の鳥栖戦の興奮が冷めやらないままに、今年は一体、何発劇的弾を食らうつもりなんだよ?どんだけ悔し涙を流させれば気がすむんだよ?というくらい悲劇的なシーズンを送っています。心が折れそうです。

そんな中、一縷の望みなのが、前節Jデビューを飾った室屋成。
明治大学からFC東京へ加入したその経歴から長友2世と言われてたりしてます。でもプレースタイルがぜんぜん違うんだよなぁ・・・しっくりこないなぁ・・・もっといいホニャララ2世ないのかなぁ?と思っていたのですが、ようやくその喉のつっかえがとれました。

そうだ!マルディーニだよ!マルディーニ2世だよ!と今日の試合を観ててはっと思いつきました。

マルディーニと言えば、ACミラン黄金時代とイタリア代表を長らく支えた「史上最高のサイドバック」
マルディーニを史上最高たらんとするのは、なんといってもその守備力です。

アウべス?マルセロ?ロべカル?カフー?
ノンノン。彼らは偉大なプレイヤーではあるけれど、史上最高ではありません。陽気なブラジル人だからって減点してるわけでもないですよ。なんといってもサイドバックの本文は守備力ですから。その本文においては、彼らはマルディーニの足元にも及びません。
マルディーニは、強さ、走力、読み、精度といったディフェンスに必要な資質をすべて最高レベルで兼ね備えているのです。故にキャリアの後年はセンターバックでプレーすることも多かったですし、もちろんセンターバックとしても超一流でした。

 

今日の福岡戦。土曜の前節から中3日の過密日程で、チーム全体の足が止まる後半、ここでも室屋成は獅子奮迅の働きを見せました。相手チームのサイド攻撃を鬼神のごとく弾き返しました。その姿に、リトル・マルディーニの姿をぼくは確かに見たのです。前節に続き安西先生の「ぶるっ」がでましたよ。

anazai

 

左右のポジションの違いこそあれ、室屋成が目指すのはマルディーニだと思うのです。
攻撃にうつつをぬかすでなく、守備のエキスパートとしてスキルを磨きキャリアを積んで行って欲しいと願っています。

リトル・マルディーニから、リアル・マルディーニになる日を夢見て。がんばれ!室屋成!