新宿御苑に面する花見シーズンには抜群であろう立地の中華料理屋さん「礼華」さんに行きました。

いわゆるヌーベル・シノワの系譜のキレイ系中華です。

ヌーベルシノワとは、「新しい中国(料理)」という意味で、1860年代に香港で始まったムーブメントです。それまでなかった西洋の食材を中華の技法で調理したり、油少な目素材の持ち味を活かした日本料理やフランス料理の技法も取り入れました。フランス料理のように洋風の食器に料理を盛り付けコース料理のようにして提供するようにもなりました。

いわゆる伝統的な中華よりも、かなりシュッとした中華料理と言えます。

この酢豚もどうでしょう?
ルックスからしてシュッとしていますよね。黒酢のまろやかコクと香ばしい豚の甘味がとても上品な美味しさで味の方もシュッとしてます。

「礼華」さんでは、季節の食材を使った美味しいお皿もたくさんあるのですが、ぼくは酢豚みたいなザ・街の中華みたいなものをヌーベル・シノワ的に変身させた料理が楽しいなと思っています。

酢豚の他だと、エビチリとかマーボー豆腐とか。

よくテレビでやっている、垢ぬけない女の子を一流のスタイリストやメイクアップアーティストがプロの技で大変身させるあれ的な趣があります。