今日は二人の娘とプリンを作りました。

牛乳と砂糖と卵とバニラ。これらを混ぜてチンするだけの超簡単レシピです。

ただしシンプルなものほど、技術で差がつくのが世の常です。
レンジの火加減が難しく、結局は「す」が入りまくりのプリンが完成しました。火加減が強すぎると液が沸騰して、中に気泡がたくさんできてしまいます。そもそもレンジで火加減って可能なものなの?という疑問は今後の課題です。

でも、すが入りまくりのプリン、これはこれで素朴でいい味でてるぞと思いました。未完成の美というやつです。わびた佇まいのプリンと思えば、とたんに風情が出てきます。

失敗作に対して、わびさびの心を持ちだして、立場を逆転する作戦を最近よく使います。

先日も年賀状が書いていましたら、ふとした拍子に水滴がついて文字が滲んで汚れてしまいました。面倒だけどさすがに書き直そうと思ったのですが、「待てよ。この汚れ、逆にいい味出てるかも」というわびさびの心で自分を納得させ、結局そのまま出すことにしてしまいました。
今思えば、さすがにあれは汚かったかなぁ……と少し反省しております。ごめんなさい。

ということで、なんでもわびさびで片付けるのも、あんまりやりすぎは良くないぞと思う今日この頃です。