Jリーグ ルヴァンカップの準々決勝第二戦 FC東京VSアビスパ福岡戦 TV観戦です。

前節アウェーゴールを奪われての1-1のドローということで、勝つしかない崖っぷちトーキョーでしたが、見事2-0の完封勝利を納めました。ムリキの負傷でお鉢が回ってきた中島翔哉ですが、やはり彼の運動量は攻守にわたり大きな武器ですね。ムリキがいるよりも守備が断然安定します。守備と攻撃は表裏であって、良い守備から良い攻撃も生まれるわけでムリキよりも中島翔哉の方がチームとしては機能しているのではないか?と思えてしまうほどにフィットしてますね。
とはいえ、ムリキも攻撃に限るとスーパーな選手だけに負傷明けに篠田監督も頭を悩ますんじゃないですかね。

そんな中島翔哉に、梶山、東を加えた五輪10番トリオが先発スタートとなり注目されましたが、この試合、なんといっても一番目立ったのは、田邊草民でしょう。今シーズン、ボランチとしてその才能を開花した彼を、バルセロナのレジェンド、シャビにちなんで「シャナビ・ソータン(田邊草民)」と名付けたわけですが、待望の今季初ゴールが生まれました。聞けば、なんと4年ぶりのJでのゴールだそうですよ。えーっ!?そんなにご無沙汰でしたっけ?
それにしても美しいゴールでした。トラップでのボールの置き方、インフロントで巻いてゴールに吸い込まれていく放物線、喜ぶ際の甘いマスク、すべてがきまって完璧なゴラッソでした。

ボランチのこの位置から点が取れるようになると、これはエラい武器になりますよ。米本拓司にしろ、高橋秀人にしろ、橋本拳人にしろ、ミドルレンジからのシュート精度というのが課題ではありました。ここからシュートで一発あるぞという怖さが出てくると、相手はかなり守りづらくなることでしょう。シュートコースをケアすることで、パスコースが甘くなったり、その逆もまた然りです。

思えばシーズン前は、まさか田邊草民がここまで活躍してくれるとは思いませんでした。うれしい誤算と言いましょうか、シーズン中に見事に覚醒し、シャナビ・ソータンにまでなってしまったわけですから。

さあさあさあ!お次の準決勝の相手は、憎き浦和レッズです。ここでも覚醒したシャナビ・ソータン(田邊草民)の大車輪の活躍を見せていただきましょう!