Jリーグ1stステージ第16節ホーム VS サンフレッチェ広島 @味の素スタジアム

スタジアム観戦での広島戦は特に見ごたえがありますね。
守備の時には、5-4-1。攻撃時には、ボランチが1枚DFラインに下がってビルトアップに参加して、両ウィングバックがFWラインまで上がるので4-1-5みたいになる変則システムになります。見ようによっては5トップですからね。
世界でもこんなシステムを使うのは他に浦和だけですよ。というのも元々広島でこのシステムを確立したのが現浦和の監督ペトロビッチですから。こんな変則システムだけに慣れるのが大変ですとばかりに、浦和は広島の選手を獲りまくっています。広島出身の浦和の選手はというと・・・柏木、槙野、西川、李、森脇、石原、これだけ代表クラスの選手を抜かれても常に上位にいる広島ってすごいですよね。森保監督の手腕ももっと評価されてもいいですよ。

さて、そんな広島相手に我らがFC東京はどのように組するのか?

今日は、FC東京もいつもと違って4-4-2。相手のワイドな攻撃をワイドに守るのでなく、一方のサイドに絞ってコンパクトなブロックで抑えようという作戦です。ですので、ボールと逆サイドの相手WGの1枚が必ず浮きますので、サイドチェンジされた時の中盤の守備陣形の横スライドがキーになります。

東、高橋秀人、米本、羽生の中盤の守備は実に安定してましたね。特に羽生先輩が効いていました。絶妙な寄せでサンフレッチェのビルトアップをことごとく寸断してました。まさにいぶし銀の仕事でした。36歳、円熟の境地、しびれました。

2トップは、前田とムリキ。ムリキ久々の先発です。
ムリキやバーンズはMFとしては守備が弱いので、2トップの時でないと使いづらいところがありましたが、今回2トップでも中盤4枚で安定した守備が機能することがわかったのは収穫です。何しろムリキとバーンズで武藤の分まで点取ってもらわないとこまるんですよ。
でも、前田と阿部拓のツートップがいいと思うんだよなぁ。ムリキとバーンズと阿部拓、だれを前田の相棒とするのかほんと悩ましいです。

次は土曜日と過密日程が続きます。ベテランの羽生先輩だけに頼るわけにはいきませんぞ。水沼!草民!頼んだぞ!

ユーロもコパあるし、ぼくらだって過密日程ですが、がんばりましょー!