今日は下の娘の卒園式です。

そんな晴れの舞台を記録するカメラは、CANON 5D MK2。
レンズは、EF70-200mm F2.8L IS II USM。

「カメラは消耗品、レンズは資産」

という言葉があります。カメラの本体は次々に新しいのが開発されていき、古い型はどんどん値下がりするのですが、レンズの方はというと、開発スパンが非常に長く、新型が出たとしても、革新的な高性能なものが出るというわけでなく古い型のものもそのまま販売され値段も下がりにくいということから、こう言われています。
レンズの中古マーケットも非常に充実していて、少し古い型のレンズなんかが結構な高値で取引されています。

そして我が家のちょっとした資産がこのEF70-200mm F2.8L IS II USMなのです。
このレンズは、CANONのレンズの中でも大三元の一つと言われ、200mmの望遠なのにF値が2.8ととても明るいレンズなので卒園式の暗い室内でも、ばっちりいい感じの写真がとれます。
単に風景を写すだけでなく、そこにある空気感のようなものを一緒に描写するのは、大三元と言われる所為なのだと思います。

でも、メリットだけではなくて、もちろんデメリットもあります。

・レンズの存在感が半端ないのでちょっと目立って恥ずかしいです。
・お母さん方には肌のすみずみまで描画されるんじゃないかと煙たがれます。

ということを我慢する必要があります。

ただ、がまんさえすれば、非常にすばらしい写真が撮れるのです。

そして、今日卒園を迎えるうちの娘にもレンズのような人になって欲しいな、と強くそう思うのです。

カメラ本体のように、つぎつぎに新しいものが出ては消えていくような側ではなく、たとえ本体が変わったとしても、いいレンズさえあればいい写真が撮れる。そんなレンズのような人になって欲しいなと思うのです。

ただ、ここで注意しないといけないのは、むしろレンズの方が本当にいいレンズでないととっかえひっかえされちゃうんですけどね。