冒頭の言葉は、ユニクロ柳井社長の記事であった一節だ。
なんとなく心にひっかかったのでメモ。

「自己実現」ってそもそも何よ?まずはそこからだ。

K.マルクスの概念。人間の合目的な生産活動の過程で,ある対象に働きかけ,それを獲得しながら,人間としての豊かな自己の能力や個性を実現させていこうとするもの。

人間の欲求のうち最も高度であり,同時に最も人間的な欲求として,自己の内面的欲求を社会生活において実現すること。アメリカの心理学者 A.マズローは 1954年に欲求5段階説を発表した。人間には下位から順に生理的欲求,安全への欲求,社会的欲求,自尊欲求,自己実現欲求があり,下位の欲求が充足されると,より上位の欲求が人間の行動動機となるとした。

出典:コトバンク / ブリタニカ国際大百科事典

要するにこうだ。

生きる上でのモチベーションというのにはレベルがあって、クリアする度にひとつひとつ上がっていくんだよと。
例えば・・・

LEVEL1 :うんこしたい人
LEVEL2:安全なとこに避難したい人
LEVEL3:友達が欲しい人
LEVEL4:尊敬されたいと思ってる人
LEVEL5:自分を超えたい人

みたいなことだ。
最上級の生きるためのモチベーション、それがいわゆるひとつの「自己実現」欲求だ!

あいつに負けたくないとか、あの人みたいに尊敬されたいとかの妬み嫉みはLEVEL的に4である。もっと大切なことがある。それは、今の「自分」を超えること。そう競争相手は他者ではないのである。

超えるのが「自分」であるが故に、自分の今あるその環境で勝負する必要がある。
何かにつけて、「もっと違う環境だったら・・・」とか、「もっと違う立場だったら・・・」とか、考えるのはお門違いなのだ。

ということで、冒頭の柳井氏の言葉である。

「与えられたものでしか自己実現はできない。いま持っているものでしか自己実現はできない。」