伊藤若冲 生誕300年記念 ゆかいな若冲・めでたい大観 ― HAPPYな日本美術 ―展
@山種美術館

若冲の六曲一双の屏風が圧巻です。

世界よ!これが日本人の美意識だ!
と言わんばかりの圧倒的な存在感を放っています。

超絶技巧の写実と大胆な省略の行ったり来たりのこのせめぎ合いがたまりません。
なんといっても見どころはこの尻尾がシュルンっ!でしょう。
このシュルンって、若冲の唯一無二の表現じゃないでしょうか?
若冲と言えば、超絶技巧ばかりに目が行きがちですが、その若冲だからこそのシュルンっの凄みにただただ圧倒されるのです。

なんたる躍動感、なんたる生命力、なんたる宇宙の不思議よ!

鳥の尻尾に鳥肌です。

ということで、若冲生誕300年の今年は、東京都美術館でも大きな展覧会があります。今から楽しみでなりません!