本棚を見られるのって恥ずかしい。
心の核心部分を見られてしまうような気がするからだ。

どんなものに影響をうけてきたのか?何に興味があって、何を望んで、どうなりたいのか?その人の生き様のようなものが本棚には投影されている。

ぼくの本棚。
画集とか写真集とかは目立つところにかっこよく置いてあったりする。ただよくよく探索すると隅っこの奥の方に、こっそり読んだ怪しいビジネス本みたいなのが隠されている。実はリアル本棚の他にもキンドルの中にその類の本がごっそり入っている。

かっこよく見られたい!センスがあるって見られたい!知的に見られたい!金も欲しい!名誉も欲しい!尊敬されたい!カッコ悪いところは見せたくない!みたいな心のうちが、痛々しいほどに透けて見えちゃっているのだ。

あぁ恥ずかしいったら、ありゃしない。そりゃモザイクもかけたくなりますよ。

だから、よく人の家に来て本棚をまじまじと見る人いるじゃないですか?
あの時って、ほんと素っ裸の自分をなぶられてる気分になります。