1月2日は、嫁の実家を訪れるのが恒例行事。
義父母がごちそうを用意してもてなしてくれます。
今年心に残ったのは、庭でとれた柚子を使った甘露煮、柚子ジャム、そして柚子湯。自分で丹念に育てた柚子を収穫して、あの手この手で提供してくれました。

義父母は、倹約家です。ケチというわけではないですが、ちょっとした贅沢に罪悪感を覚えてしまう性質のようです。タクシーにはかたくなに乗ろうとしません。ホテルで食事をすると値段を見て驚き、決まって一番安いお酒を注文しようとします。

この柚子にしても、お金をかけずに有りものですましてますよ的なエクスキューズが多分に含まれています。

その心のこもったおもてなしに感銘をうけつつ、ふと思います。

「でも、これって逆に贅沢だよなぁ。」

 

※冒頭の絵は、娘が絵日記に描いた柚子湯です。