ピンク色の日本酒です。
大分県は中野酒造が醸す「ちえびじんLOVE PINK」です。
このピンク色は、特別な酵母から生まれるそうです。「赤色清酒酵母」という酵母が発酵の過程で、ピンク色に発色していくそうです。
とろっとした甘みのある飲み口で、アルコール度数も12%と低めなので甘酒っぽいニュアンスのある濁り酒といった感じの味わいです。

見た目のわりには、ちゃんとしたお酒です。
でも、この見た目に引っ張られて、なんだかどうしてもヨーグルトっぽい味に思えてしまいます。ぐいっと日本酒をあおってるはずなのに、なんだかデザートいただいてます的な気分になってしまいます。

「人を見た目で判断してはいけない」とは言うけれど、実践するのはなかなか難しいものです。小日向文世は善人に見えるし、遠藤憲一は悪人に見えます。ビジネスの現場では名刺交換の際に仕事ができそうな人、できなさそうな人を第一印象で決めつけてしまいがちです。
好むと好まざるとに関わらず、

――人は見た目で判断される。

このピンク色の日本酒を飲みながら、そんなことを改めて強く思いました。
日本酒は、人生で大切なことをたくさん教えてくれます。