先日のアニサキス事件以来、鯖に対する恐怖心がややあるものの美味しいものはやっぱり我慢できません。

新宿の伊勢丹地下の食品街で催事をやっているようで、普段はない関西のお店が出張で鯖鮨を売っていました。見るからに美味しそうなブリブリに太った鯖がドーンを酢飯の上に載っている断面を見せつけられ、買わずにはいられませんでした。

滋賀にある有名店「朽木旭屋 (クツキアサヒヤ) 」さんの鯖鮨です。
こんなに分厚い鯖だし昆布も巻いてあるから、一口食べようものなら噛み切れずにぼろぼろに崩れてしまうんじゃないかと心配しているあなた!
大丈夫です。鯖には隠し包丁も入ってますし昆布も柔らかく、すんなり噛み切れます。やわすぎず、かたすぎずの絶妙な食感です。脂ののりまくった鯖と昆布と酢飯とが口の中で混然一体となって絶妙なハーモニーを奏でます。

あぁ美味しい。鯖鮨って美味しいなぁ。こんな美味しいのだからたとえアニサキスにあたったしても諦めもつくってものですよ。

――それはお腹をこわしてでも食べたいものなのか?

という尺度で物事を考えるのはとても良いことだと思っています。

例えばビジネスの世界でも、チャレンジしてみたいけれど、結果がどうでるかわからないようなシチュエーションって往々にあります。
そんな時、「それはお腹をこわしてでも食べたいものなのか?」と鯖鮨のこと思い出します。そうすると結果はどうあれ後悔することがなくなります。