小学一年生と三年生の二人の娘と力をあわせて、どら焼きをつくりました。
今年から我が家では父子でのお菓子作りがブームになりつつあります。プリン、シュークリームに続いての第三弾になります。

出来は見ての通りです。見た目もいまいちですが、味もいまいちです。生地がとにかく粉っぽく、ぼそぼそです。お世辞にも美味しいとは言い難い完成度です。

そんな代物ではありますが、娘とキャッキャしながらお菓子をつくる時間には至上の歓びを感じずにはいられません。「かけがえのないひととき」とは、こういう時に使うのだろうなと実感しています。

いずれこの子たちが、好きな男子のためにお菓子づくりに精を出すようになるのかなぁと考えると、一層この時間が切なくなります。

いっそのこと、その時にもぼくを混ぜてくれないかなぁとすら思います。
母親と娘が力を合わせて彼氏にお菓子をつくるのってなんとなくありそうな話ですが、父親がそこに加わるってなかなか面白い話だなと思いますし。

でも、実際その場にいたならば、ちょっと意地悪したくなっちゃうのかもしれません。いや確実に意地悪をしてしまうと思います。

本気で鼻くそを練り込んじゃったりしちゃいそうな自分がちょっと怖いです。