LAMY(ラミー)の四色ボールペンです。このLAMY2000シリーズは、1966年にドイツで生まれ、今もなお古びることがない永遠のロングセラー商品です。樹脂のボディに入ったヘアラインや、ステンレスのパーツが本物を持ちたいという男の所有欲を刺激します。こんなにかっこいいペンを持ってる俺ってかっこいいと勘違いしてしまう輩がいてもおかしくはありません。
でもいかんせん書き味がイマイチなんですよね。書き始めとかかなりの確率でかすれますし、滑らかとは言い難い一昔前のボールペンといった感じです。見た目はかっこいいのに、中身がいけてないのが残念でなりません。

一方、日本の三菱鉛筆UNIのJET STREAM。こちらは書き味は抜群です。とても滑らかにインクが出て、かすれることはそうそうありません。ヌロヌロとしたその書き味は官能的とすら言えます。
でもいかんせんデザインがいまいち……。中身は最高なのに、見た目がいけてないのが残念でなりません。

――二つのペンの良いところを満たした究極のボールペンは世の中にないものか?

ということで、生まれたペンが冒頭の写真です。
LAMYのボールペンにJET STREAMの替え芯を挿入しました。

ここにドイツのデザイン性と日本の機能性が融合した究極のボールペンが誕生したのです。LAMY2000でありながら、JET STREAMのヌロヌロとした書き味を実現。まさに夢のようなプロダクトです。

ちなみにJET STREAMの替え芯は、黒、赤、青の3色しかないので、緑だけLAMYのオリジナル芯が入っています。緑のJET STREAMの替え芯も発売されないかなぁと思いつつ、他の3本との書き味の対比がたまにできるので、これはこれでいいかもしれません。