正月2日は、妻の実家で新年会です。義父とうまい酒を飲むのは本当に楽しみです。半分は自分用でというのはここだけの話ですが、年賀でお酒を持っていきます。今年は「貴 山廃純米大吟醸」です。

純米大吟醸の華やかな香りに加え、コクのある旨みと酸のバランスが絶妙です。軽やかだけど、どっしりという二律背反の味の組み立てが、実に「貴」らしいなと思いました。こりゃあうまい酒だと、年季の入った酒飲みの義父も喜んでくれました。箔押しの箱入りでこういう晴れの席にももってこいの酒です。

妻の実家では、正直余所行きの自分になることは否定しません。結婚して10年になりますが、妻の両親と会う時は未だに緊張します。ぼくにも娘ができてからは、さらに緊張するようになりました。父親にとって、娘の結婚相手とはどんな存在なのか?どうあるべきなのか?を自問自答します。
そんないつもと違うぼくを、8歳の次女は敏感に感じ取って、なんか父親がいつもと様子が違うと言い出して、余計にバツの悪い空気が流れます。

さておき、義父母は毎年変わらずもてなしてくれます。今年も庭で獲れた柚子で、柚子寒天と柚子湯を用意してくれました。最高の贅沢だなあと今年も無事に感謝します。

ここでもやっぱり無事是貴人(ぶじこれきにん)です。

 

貴 山廃純米大吟醸

貴 山廃純米大吟醸