FC東京サポーターの一人として厚く御礼を申し上げます。

そして、謝らなければいけないこともあります。今日、ぼくはあろうことか、スカパーさんとの契約を解除しようとしたのです。24日をもってFC東京の今シーズンがすべて終了しました。来シーズンからJリーグはDAZN社との契約となりスカパーさんでの放送がなくなることが決定していました。ぼくはスカパーさんのHPにアクセスし、マイページにログインし、いざ解約ボタンを押そうとしたその時です。

2016年シーズン、我がFC東京軍の闘いが走馬灯のように蘇えりました。
新戦力と新監督による期待感、城福監督への失望、米本の大けがという絶望、篠田トーキョウのV字回復、田邊草民のボランチ覚醒、オリンピック10番トリオのそろい踏み、平山相太さよなら弾。
ぼくは、涙を流していました。ごめんなさい。スカパーさん。

Jリーグファンに寄り添ってくれたのは、いつもスカパーさんでした。Jリーグが地上波でほとんど放送されなくなった冬の時代にあっても、最高に楽しみな週末を過ごせたのは、他でもなくスカパーさんのおかげです。

ぼくのような筋金入りでないサポーターは、ホームの味スタへは極力観戦に足を運ぶものの、さすがにアウェイまで試合に足を運ぶことは不可能でした。それをやろうとすると、職や家族を犠牲にする必要がありました。スカパーさんが放送してくれたからこそ、ぼくは失職せずに、家庭崩壊せずに幸せに人生を送ることができたのだと思います。

週末になるとそわそわして、CSの番組表をチェックすることがなくなること想像するとちょっと切ないです。でも、スカパーさんと一緒に過ごした週末の思い出は、ぼくの心の中で生き続けていきます。
ぼくだけではなくて、多くのJリーグファンが同じ気持ちだと思いますよ。

スカパーさん、ありがとう。Jリーグではもう一緒に戦えなくなってしまいましたが、欧州サッカーでまたお世話になります。これからもサッカーファンの側にいつもいてくれたらうれしいです。今後ともよろしくお願いいたします。