娘二人の学芸会に行ってきました。

3年生の長女は、合唱と合奏に参加しました。
子供の歌声を聴くと泣いてしまうという人がいますけれど、年々のその感覚がわかってきます。子供の歌声にその一時にしか聴くことができない魂のゆらぎのようなものを感じ取るのだと思います。ぼくの中でもそういうはかないものを感じ取る力というものが年々増してきています。長く生きると、はかないものって本当にはかないんだと知るからだと思います。

1年生の次女は、劇に出演しました。出演と言っても、ナレーターなんですけどね。演目は、「アリ・ババ」でした。主人公のアリ・ババが5人いました。アリ・ババ、イリ・ババ、ウリ・ババ、エリ・ババ、オリ・ババの五つ子の設定です。アイウエオリババです。生徒の人数が多いとこんなふうにアレンジするんですね。感心しました。
アリ・ババと言えば、「開け!ゴマ!」ですよね。なんでゴマかご存知でしょうか。ゴマは中東では油をとる貴重な農作物として重宝されたそうです。ゴマ=宝物ってことですね。こういう豆知識ばかりが年々増えてきているような気がします。

ということで、我が子たちの成長を確かめると同時に、自分の成長も噛みしめる、そんな学芸会になりました。