ルヴァンカップ準決勝第二戦アウェイ@埼玉スタジアム TV観戦です。

前節では、アウェーゴール2点を奪われての逆転負け。土俵際一杯まで追い詰められての大一番です。

なんとしても先制パンチを浴びせたかった篠田監督が奇策にでます。

前節は、森重、丸山という代表CB不在によるバイタルの守備のまずさとビルドアップのまずさが露見したのが敗因でした。ここをどう修正してくるのか?が、篠田監督の采配の見どころであったわけです。まさかの橋本のCB!には驚きましたね。今シーズンは、インサイドハーフ、ボランチ、右SH、右SBとユーティリティ性をいかんなく発揮していた橋本ですが、CBはさすがに想像していなかったです。CBとはもっとも経験が必要なポジションであり、ミスが決してゆるされないポジションであります。それをこの大一番にぶっつけ本番なわけですから……

どんだけ勝負師なんだ!篠田監督!

……が、その賭けは見事に空振ります。

けっして大外れではないのですが、これといった特筆できる効果が見られませんでした。橋本個人の出来としては、無難にこなした平均点といったところではないでしょうか(それはそれですごいことですけどね。どんだけユーティリティプレイヤーなんだよ!)。ただいかんせんチーム全体としての出来が悪かったです。前節同様にボランチとCBのバイタルを良いように使われてピンチを幾度となく招きます。ビルトアップに関しても橋本を入れた効果はほとんど見られず、逆に頼りの田邊、梶山のミスが散見するという苦しい展開に。
すわっ攻撃練習か?と思えるくらいに同じ形で何度もキレイに崩されます。ワントップとツーシャドーにバイタルで起点を作られて食いついたところにサイドに展開というまるでハメゲーのようにわかっていても止められません。興梠選手にハットトリックまで決められて1-3の完敗です。完敗すぎてもはや悔しくすらないですね。おかげさまで13年浦和のホームで勝ち星無しですよ。とほほ。

さて、ルヴァンカップ決勝はレッズ対ガンバということになりました。
ここでは、4-4-2のガンバが一体どのようにレッズの攻撃を止めるのかに注視したいと思います。そこにFC東京の未来があるに違いないのですから。