先日、知人の結婚パーティに参加してきました。

ぼくは新婦の友人として招かれました。新婦の友人という意味でいうと四十人くらいが参加していたそうです。その中でぼくが直接知っている人は2人だけでした。40分の2、わずか5%という計算です。

友人や同僚など人間関係が、その人をつくるという考え方があります。そう考えると、今の彼女を形成したであろう人たち代表であるパーティ参加者を5%しか知らなかったということは、5%分くらいしか彼女を理解してなかったのでないか?という思いがふと頭によぎりました。勝手に仲良しで理解者だと思っていたぼくは、彼女にとってはたったの5%野郎であることを自覚し愕然としたのです。

――彼女は、いったいどういう人なのだろうか?

残り95%の人たちの人柄がわかれば、彼女のことをもっと知れるのではないか?そんな思いから、パーティ参加者たちを観察しようと決めました。

ところがその探究心は、摂取するアルコールの量に反比例して減退します。
おしゃべりして、笑って、また飲んで、ああ楽しかったなということで、会もあっという間にお開きに。

でも、なんとなくその会の前よりも今の方が彼女とお近づきになれたような気もしないでもありません。

どうでもいい話が続きましたが、ぼくが何を言いたかったというと……
そんな彼女にどうか幸あれ!ということだけです。