長女の誕生日です。ささやかながら誕生会をしたわけですがケーキはありません。うちの娘は和菓子党なので、ケーキの代わりに京都の老舗鶴屋吉信の和菓子を新宿の伊勢丹で買ってきました。子供らしくない子供というものに対してぼくは懐疑的というか、ろくな大人にならないぞと思ったりもしますので、ケーキより和菓子が好きな子供というのはいかがなものかと少し心配になります。でも先日ラッセンとピカソを見比べさせたら普通にラッセンが好きと言ってたので、やっぱり普通の子供の感性ではあるようです。

なにはともあれ9歳になりました。ということは、ぼくも人の親になって9年ということになります。思い返してみてもあっという間でした。とても短い時間のような気もします。
でも今ぼくは40歳ですから、そのうちの9年というと人生の22.5%を親として過ごしたことになります。人生の5分の1以上を親として過ごしてきたのかぁ……そう考えるとなかなか長い時間のような気もしてきました。ちなみに子供が成人する11年後は、ぼくは51歳なわけで、39.2%を親として過ごしていることになります。仮にぼくが結婚した歳である28歳に娘も結婚するとなると、その時ぼくは59歳ですので、人生の47.4%を親として過ごしていることになります。

そりゃあ、花嫁の父は泣きますよね。人生の約半分を費やして育てて一緒に過ごしてきた人を失うんですから。自分の身を半分に引き裂かれるようなものですよ。激痛ですよ。地獄ですよ。想像するだけで恐ろしくなりますね。