「松の寿」という栃木県の地酒です。こちらの純米吟醸山田錦の黄色ラベルは特約店限定品だそうです。
赤坂の知る人ぞ知る酒屋さん「鈴木三河屋」さんでゲットしました。

先日、群馬のお酒をさんざん飲んだので、栃木の酒にも挑戦です。

まずこのラベルがいいですね。フルーティで華やかな味わいの日本酒は大好きなのですが、ワインラベルの出来そこないみたいにされるとちょっと興ざめじゃないですか。
タイポグラフィは猛々しいのだけど、色はポップな山吹色。この大胆な対比がそのまま味わいをも表しています。
華やかな吟醸香がありながら、力強い旨みとコクがどっと押し寄せる。最初は軽い飲み口なんだけど、後口はどっしり飲みごたえのあるうまい酒。そんなお酒がこの松の寿です。

この「華やかさ」と「力強さ」という相反するベクトルのバランスをどうとるのか?というのが、酒蔵の個性だと思うのですが、これを言葉で表現するのはなかなか難しいんですよね。

ということで、サッカー選手で表わします。

ズバリ長谷部誠ですね。

華麗ではないけれど、確かなテクニックがあって、力強さもあわせ持つオールラウンダー。香川や本田のような華やかさはないけれど、日本代表のキャプテンとして替えのきかないミスター質実剛健。同じボランチでいうと、山口よりはやや華があり、柴崎よりはもっともっと力強い。

松の寿 純米吟醸。今宵も整っています。