Jリーグ2ndステージ第10節アウェイ VS 名古屋グランパス @豊田スタジアム TV観戦です。

17試合勝ち無しと、降格街道まっしぐらの名古屋グランパス。小倉監督を解任し、ジュロヴスキー新監督の初戦です。我がFC東京軍も今シーズン途中で監督交代しているわけで、奇しくも監督解任ダービーとなりました。
ダービーと聞いて燃えないわけにはいけません。

試合結果の方はというと、前半まさかの先制をされながら、ロスタイムに中島翔哉の劇的弾でどうにか1-1のドロー。結果こそドローですが、内容はFC東京が上回っていたことは間違いありません。

後半、中島翔哉を投入した直後から目に見えてチャンスが増えました。ドリブルで相手の守備を幾度となく混乱に陥れます。ゴール前はもちろんですが、中盤でもディフェンスを一人ではがせますので、彼の存在が脅威であったことは間違いありません。

篠田トーキョウはさらに動きます。グランパスの足も止まってきて、攻撃もカウンターくらいしか怖さがないとみるや、高橋秀人を下げて梶山陽平を投入します。彼が入ることで、ボランチの位置から縦パスが入るようになります。梶山の面がまえを見るにつけ、常々「侍」みたいだなぁと思っていましたが、今日の彼はまさに「縦パス侍」です。ズバズバと相手守備を切り裂いていきます。ユ・インスの決定機へとつながるムリキへのパスも痺れましたね~。FC東京からギリシャへ移籍して大分経由で出戻り復帰後、一番の出来だったのではないでしょうか?

そして忘れてはならないもう一人、東慶吾です。前節は決勝点まで決める大車輪の活躍でしたが、今節も攻撃に守備にかなり効いていました。収めて良し、裏に抜けて良し、守備に走って良しと三拍子揃った活躍で大いに存在感を示しました。今のFC東京の浮沈を握るのは、東慶吾と言っても過言ではないでしょう。

さて、そんな中島翔哉、梶山陽平、東慶吾の三人ですが、同時にピッチに立つのって久しぶり(初めて?)じゃないですか?
三人ともオリンピック日本代表の「10番」ですよ。梶山が北京、東がロンドン、中島がリオで10番を背負いました。四年に一度の大会の三世代の「10番」がそろい踏みしているわけですからすごいことです。
そんな時代にFC東京のサポーターとして居合わせたことに幸せを感じずにはいられません。

ちなみにですが……アテネが松井大輔、シドニーが中村俊輔。二人とも現役ですから、相手チームもあわせて五人そろい踏みとかが実現したらそれはそれでえらいこっちゃですね。

さて、話はそれましたが、次戦はルヴァンカップの準々決勝第一戦VS福岡戦です。代表戦でキャプテン不在ですが締まっていきましょう。リーグ戦はもうアレなんで、カップ戦はいただきましょう!