ぼくにとっての無濾過生原酒といえば、風の森です。いや日本酒といえば、風の森です。

数年前にはじめて飲んだ時に恋に落ちました。一目ぼれならぬ一口ぼれとでもいいましょうか。

その味を女の子に例えると、普段は、にこにこ元気にあいさつとかしちゃう万人受けしそうなタイプではあるけれど、実は内面が万人に相容れない趣味嗜好の持ち主だったりするユニークな人。

ハリウッドスターに例えると、一見、トムクルーズなんだけど実は中身はウッディアレンみたいな。
※80~90年代くらいのいわゆるオールアメリカンボーイのトムクルーズを想像してください。

好きなんですよね、この手の人が。
これの逆の人は苦手です。一見ウッディアレン風で、中身がトムクルーズみたいな。

変な例えをしないと……
フルーティでふくよかな香り、ほんの微かに発泡しているので酸で軽い印象をさせつつ、実はどっしりとしたボリューム感がある。華やかなんだけど骨太にうまい。そんなお酒です。

無濾過生原ってみんなこんな感じなのかなと思って、他の銘柄にも浮気をしてみたこともありますが、やっぱり風の森さん、あなたが好きです。

そして、この4合瓶で1000円くらい。変わらぬあなたでいて欲しい。