リオ五輪、開会式を明日に控え、サッカーの予選リーグが一歩お先にスタートしました。
予選突破への鍵の90%を握ると言われる大事な大事なグループリーグの初戦。 VSナイジェリア戦。
結果は、4-5の惨敗。

浮足立つとはこういうことかという典型でしたね。
いつもならタイトにガツンっといくところを軽いふわふわした守備。
ここでボール失ったら大ピンチというところで軽率なパスまわし。
信じられないようなゴール前でのクリアミス。

とにかくミスが多い。しかも致命傷になるような大チョンボの連発です。

これがオリンピックに棲む魔物ってやつか……
魔が差すにもほどがありますね。

ただ、そんな悪魔にズタボロに引き裂かれそうになりながらも、首の皮一枚つながりました。
5点は取られましたが、4点を取り返しました。途中、最大3点差まで引き離されましたが、最終的には1点差まで盛り返しました。得失点差にしたら、わずかに「1」です。

これはデカいです。
敗れてしまったことは仕方ないとして、このグループリーグが最終的には僅差の得失点勝負になってくる可能性もあります。その時にここでふんばったことが、必ずや効いてくると思うのです。次戦へ向けて下を向かずに頑張ってもらいたいです。

さて、我らがFC東京の若武者、室屋成と中島翔哉。
室谷の方はオリンピックの魔物の洗礼をもろに浴びた一人でしょう。見ているこっちまで頭が真っ白になりました。本当の室屋はこんなもんじゃないということをぼくは知っています。何しろ本当の彼はリトル・マルディーニですから……。この大舞台でチンチンにやられたこの悔しさを存分に噛みしめて、今後の糧にして欲しいものです。
この経験が今後の彼のサッカー人生に大いに影響を与え、ゆくゆくはその借りを返して余りある貢献を日本代表とFC東京にもたらしてくれることを願うばかりです。

翔哉に関しては、ナイジェリア相手にもフィジカルが通用することが証明されましたね。攻守にわたり当たり負けするどころか、勝っているシーンすらありました。その体幹の強さはアトランタ五輪のナイジェリア戦で孤軍奮闘する中田英寿を彷彿とさせました。リトル・ナカタ、中島翔哉。このオリンピック代表の救世主となるのはキミだ!そして世界へ羽ばたくのだ!

さぁ、次戦は中二日でコロンビアが相手。アジア予選では、神がかり的なターンオーバー戦略が大当たりしたテグJAPAN采配。
次戦はだれをターンオーバーするのか?ナイジェリア以上の難敵相手にどうする?テグさん!?