FC東京 城福監督が解任されました。月並みですがプロの世界は結果がすべて。その予感は間違いなくしていましたし、心の準備もできていたと思いますが、いざその段になると何とも言えずショックを受けるものですね。

サッカーチームの監督って厳しい稼業だよなぁ……

と昔のぼくであれば思っていたかもしれませんが、今はそんなふうには思わなくなりました。社会人になって20年弱。ぼくもいろんな世界を見てきましたが、サラリーマンでも経営者でも結局みんな結果がすべてで浮いたり沈んだりしてるんですもの。

そういえば、90年代のリーズ黄金期にプレミア優勝したハワード・ウィルキンソンの言葉を思い出しました。

監督には二通りしかない。
クビになった監督とこれからクビになる監督だ。

この言葉ですら、別にサッカーの監督だけの話でないと思ってしまいます。
「サラリーマンには二通りしかない。
クビになったサラリーマンとこれからクビになるサラリーマンだ。」
とか
「経営者には二通りしかない。
クビになった経営者とこれからクビになる経営者だ。」
とか普通にあり得ますもんね。

ぼくは城福さんに対して、志半ばでの解任で気の毒だなぁという感情はもちろんあるのですが、それ以上に明日は我が身という感情が強いです。改めて厳しい現実をつきつけられたようでショックでした。

また、こうも思います。
いい時もあれば、悪い時もある。仏教的な世界観で言うならば諸行無常だなと。

FC東京を応援する気持ちの根っこもそこにあるのかなと最近思うようになりました。
このチームは常に変わりゆくものだ。勝てる時もあれば負ける時もある。良くも悪くもこのチームは今ここにしかない。だからこそ今このチームを一生懸命応援しよう。今ここにしかないこのかけがえのないチームを大切にしようと強く思うのです。

そしてそんなチームの一時期を共にすることができた城福さんありがとうございました。

次節は新潟戦。このチームがどう変わっていくのか?今後も楽しみでなりません。