北参道のイタリアン、Convivio (コンヴィーヴィオ)さんのランチへ。

以前の新宿にあったころはちょこちょこお邪魔していたのですが、ここ北参道に移られてからは、はじめての訪問となりました。

移転前の新宿のお店はというと、歌舞伎町を靖国通りを挟んで対面に臨み、1Fにケンタッキーがある雑居ビルの上階という立地でした。
店に入ると窓も閉めきり目隠し状態でムーディーな雰囲気で外界を遮断します。よく言えば別世界がそこにはあるのですが、お店から一歩出ると新宿の喧噪に一気に逆戻りという感じが、料理を楽しんだ時間が素晴らしかっただけに一層哀しくなりました。

新しいこちらのお店は、閑静な住宅街に位置します。繁華街ではないのでこちらもある意味外界とは遮断された世界です。
新宿では窓を閉め切り目隠しせねばならなかったところですが、こちらでは窓から優しい自然光が差し込みます。
料理のめくるめく至福の世界が一層キラキラ輝いてみえます。

この日のメニューは、桃のスープからはじまり、前菜の盛り合わせ、ワタリガニのラグーのパスタ、冷製トマトのパスタ、ハモのフリット、デザートと隙のない技と創意を堪能させていただきました。

そして食事を終えたあとに、店の外の世界へと出てみます。
閑静な住宅街、鳥の鳴き声、日の光にキラキラと輝くアスファルト、肌に感じるやさしい風、そしてCONVIVIOですごした至福の時間の余韻、世界のそのすべてが私たちを祝福してくれているようなそんな幸福感に包まれます。

とかなんとか言っちゃって、そんなポエムな気分になりますね。
にしてもレストランの立地って大事だなぁ……初めて気づくのでありました。