カレー激戦区神保町に2016年1月できた「スパイスボックス」。この激戦区に殴り込みをかけるくらいなので、もちろん正攻法ではありません。南インドのミールスをひっさげてやってきました。

ミールスとは、南インドの定食のようなもので、バナナの葉っぱの上にスープ状のカレーやら炒め物風のものやらいく種類ものスパイス料理が載せられて、それらをライスにかけ、手で混ぜ混ぜして食べる料理です。

ここ「スパイスボックス」では、そんな本格的なミールスを食べさせてくれます。いろんな種類のカレー料理は、それぞれの素材にあわせて違ったスパイスを効かせているので、一品一品がとても個性を主張しています。一皿でいろんな味と香りが楽しめて、一石七鳥くらいの得した気分になります。

このミールス、一つ一つのカレー料理はもちろんおいしいんです。ただそれが一つだけだと、個性が強すぎて好き嫌いがでてくるかもしれなかったり、ちょっと飽きるかもしれなかったりトゥーマッチだと思うのです。そんな個性的すぎるカレーが少しずつセットで全体として完成する味、それがミールスなのです。

個性的なクセのある一人ひとりが集まって、チームとしてまとまった時にすごい力を発揮する。仕事においても、そんなミールスみたいなチームが理想かなと思ったりしながら、ぺろり完食するのでありました。
ごちそうさまでした!