渋谷でカレー屋さんと言えば、ここムルギーです。といっても今日初めて行きました。もちろんその名前は昔から知っていましたし、独特なビジュアルもいろんなメディアで幾度となく見てきました。

なんで今まで行かなかったんだろう?

こういう感覚ってありますよね。やろうやろうと思っていたことを、いつでもできるからと思っていると、ついつい後回しにしてしまうこと。決して難しいことでも面倒なことでもないのに、なぜか他のどうでもいいことを優先していろいろやるけども、結局やろうやろうと思っていたことはいつまで経ってもできないまま、みたいな。

これをぼくの中では、「ムルギる」と言っていましたが、今日でそれも死語になりました。

さて、そんなムルギーさんの「卵入りカレーチーズトッピング」です。

見てくださいこの雄大なエベレストのようなライス。その麓に広がるルーの湖。そしてそこにかかる虹ともいうべきゆで卵。これこれ、このビジュアル。これこそいつも行こう行こうと思っていて結局行かないままにムルギってたあのカレーですよ。

そして味の方ですが、その見てくれからやさしいフワフワした印象を勝手に持っていたのですが、そんなことはありません。香ばしいコクと強烈な辛さ(辛口オーダー)のコンビネーションがかなり強烈です。それを中和するかのようなゆで卵のナイスフォロー!といった感じがとても気が利いてもいます。

そう、男前で硬派なんだけど、時折みせるやさしさ、その2面性が魅力的な昭和の番長といった感じです。
そんな昭和の凄みを存分に味あわせていただきました。

ごちそうさまでした。ムルギってないでまたお邪魔します。